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【新燃費基準】WLTCモードへ移行!JC08モードとの違いは何?

投稿日:2017年7月1日 更新日:

2018年10月から燃費表示を「WLTCモード」に変更

車を購入する時の1つの大きな基準として「燃費」がありますよね。
 

燃費は車のランニングコストを抑える意味で
特に、日本ように信号やカーブ多い国では重要な意味があると思います。

そして、各クルマの燃費を知る方法として
簡単に知ることができるのはカタログに記載している平均燃費ですよね。
 

実は、この平均燃費は、さまざまな燃費計算方法があって

現在、日本の車メーカーのカタログに記載されている
車の燃費の表示は「JC08モード」という燃費計算方法で表示されています。
 

この「JC08モード」は2011年に導入された燃費計測方法で

前に使用していた燃費計測方法(10・15モード)を
より実際の燃費に近づけるために採用された日本独自の燃費計測方法です。
 

この「JC08モード」の燃費表示を見て
ディーラーの営業マンと商談したご記憶があるのではないでしょうか?

でも、「カタログ燃費」と「実燃費」という言葉があるように

やはり、JC08モードの基準で計算した燃費でも
実際に走行してみると燃費が悪いと感じたことがあると思います。
 

そこで、2018年10月から新たに導入される燃費測定方法が「WLTCモード」です。

今回は、この新燃費基準である「WLTCモード」の
「JC08モード」との違いや、示される燃費の種類などを紹介していきたいと思います。
 

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「WLTCモード」とは?


「JC08モード」は、
国土交通省が認可した、日本独自の燃費の計算方法ですが

WLTCとは:「Worldwide harmonized Light duty Test Cycle」
     (ワールドワイドハーモナイズドライトデューティーテストサイクル)

の略で、国連が定めた国際基準の燃費測定方法です。
 

ここで、もしかすると

国連が定めた燃費測定方法の名称は「WLTPモード」なんですけど?
と、疑問に思うかもしれません。
 

安心してください、同じ意味ですから!(笑)
 

では、なぜ日本では「WLTCモード」と呼ぶかといいますと・・・

本来、(低速)(中速)(高速)(超高速)と
4つのフェーズに分かれて測定する方法をとっているのが

国連が定めた燃費測定方法で「WLTPモード」と言われるものですが
 

「WLTCモード」は「WLTPモード」に基づいて
日本の道路では走行することがない、超高速フェーズ(時速130km)の測定は含めずに
 
(低速)(中速)(高速)の3つのフェーズで測定する方法です。
 

WLTPモードは、日本へ導入される際にWLTCモードになるのです。

つまり、WLTC=WLTPと考えていただいて大丈夫です。
 

「WLTCモード」導入の背景

なぜ、「WLTCモード」が導入されることになったのか?

それは、近年の低燃費競争にによるところが大きいと思います。
 

現在、エコカー、ハイブリッド車など
低燃費な車が、どんどん増えてきましたよね。

一昔前と比べると、軽自動車で
カタログ燃費(JC08モード)で約30km/Lなんて信じられませんよね。
 

でも実は、これが問題な部分になっていまして

実際に市街地を走行すると
30km/Lどころか、20km/Lにも達せないときがあるのです!
 

なぜ、こんなにも差が生まれるのかいうと

これまでの「JC08モード」で
燃費測定方法で計測している自動車の走行状態の燃費と

現行の低燃費自動車が
実走行で使用している走行状態が違ってきてしまい

カタログ燃費実際の燃費の落差が大きくなりすぎているんです。
 

これは、私たちユーザーの低燃費を求める声で
自動車メーカーさんが、燃費を意識するあまりに「JC08モード」での燃費にこだわりすぎた

いわば、「ニーズ」と「技術」の事故みたいなものと私は思っています。
 

それに加えて、去年は三菱自動車の燃費不正事件が起こりました。

この事件で、カタログ燃費と
実際の燃費との「かい離」が問題視されるようにもなりました。

そうした「かい離」を減らして実際の燃費に近づけるため

「JC08モード」から「WLTCモード」という国際統一基準に変わることになったのです。
 

国際基準「WLTCモード」を解説!

さて、2018年10月から採用される「WLTCモード」ですが

やはり国際基準ですので、特徴として
「各国・地域」の試験方法をミックスしたような試験方法となっていて

どちらかというと高速域の走行が多くなっているようです。
 

大きな変更点

「WLTPモード」の試験方法で、「JC08モード」から
大きく変わったところをお伝えすると以下のような変化があります。

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 ①平均速度が上昇
 ②最高速度が上昇
 ③走行時間・距離が増加
 ④アイドリング時間が減少
 ⑤コールドスタートのみ
 ⑥加減速の増加
 ⑦試験車両の重量増加

このように「JC08モード」と比べると
燃費に対して負担が大きくなるようになっているようです。
 

測定方法の数値

「WLTPモード」はクルマの出力と重量によってクラスを分け
試験する走行条件を変更する試験方法を採用しています。

そのクラス分けは
[Class1]・[Class2]・[Class3a]・[Class3b]

この4種類になります。
 

そのクラスごとと、「JC08モード」との
試験サイクルを比較したのものが以下の表になります。

 

この中で、Class1とClass2は、日本車には存在しないそうです。

ほとんどの日本車はClass3bに
該当するそうですので、Class3bとJC08を比較すると

全体的に速度域が上昇していて
走行時間・距離とも増えているのがわかると思います。

また、アイドリング時間比率が半分になっているので
アイドリング・ストップ機構の有効性が低くなっていますね。
 

表示方法の比較

「WLTCモード」では
カタログや車に明記する燃費の表示方法が変更となります。
 

まず、「JC08モード」では
その測定結果の燃費、いわゆる平均燃費のみでしたが

「WLTCモード」では「市街地」、「郊外」、「高速道路」
といった3つの走行モードを全て表示します。

それにくわえて「WLTCモード」での平均燃費も表示しますので

カタログには、全部で4つの燃費が以下のように表示されるように変わります。

この表示方法なら、道路の違いや
運転状態の違いによって表示してくれているので

よりユーザーの実態に即した燃費表示となって
カタログ燃費と実際の燃費はズレにくくなると思えますね。
 

「WLTCモード」認可を取得した車両はあるの?

まだまだ、導入まで1年以上ある「WLTCモード」ですが
すでに認可を受けて、カタログ表示している日本メーカーの車両があります。
 

マツダの新型CX-3です。

このCX-3のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」搭載車が
新燃費基準「WLTCモード」の認可を取得したと2017年6月2日に発表がありました。

マツダは2017年夏以降、WLTCモードの認可を取得した車種から
随時、カタログに表示していくそうです。
 

マツダ「CX-3」SKYACTIV-G 2.0
の各燃費値は次のとおりになっています。

●2WD(FF)
・JC08モード燃費:17.0km/L
・WLTCモード燃費:16.0km/L
 市街地モード:12.2km/L
 郊外モード:16.8km/L
 高速道路モード:18.0km/L

●4WD
・JC08モード燃費:16.6km/L
・WLTCモード燃費:15.2km/L
 市街地モード:11.6km/L
 郊外モード:15.8km/L
 高速道路モード:17.4km/L
 

やはり、「JC08モード」と比べると
「WLTCモード」は燃費表示は落ちるようですね。
 

でも、WLTCモード燃費と 郊外モード燃費を比べると
郊外モード燃費の方が良くなっていて

逆に、市街地モード燃費は
WLTCモード燃費より、かなり悪くなっているのが分かると思います。
 

このように、走るステージで燃費が違うんだということが
ユーザー側に分かると燃費によるトラブルは減少すると思えます。
 

まとめ

新燃費基準である「WLTCモード」は平均燃費だけではなくて
「市街地」「郊外」「高速道路」と3つのモードも合わせて記載しているので

よりユーザーに寄り添った燃費測定方法と言えると思います。
 

もしかして、これによってクルマの選び方も変わってくるかもしれません。

例えば
「高速道路を頻繁に使うから、高速での燃費の良い車にしよう」とか
「ちょっと買い物に出かける使い方が多いから市街地で燃費の良い車にしよう」など

実際の自分の生活スタイルに合わせて
燃費表示を見て車を選ぶような時代になるかもしれませんね。

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