今年、旦那さんのお母さんが亡くなって、喪中はがきを出さなければいけないあなた。
喪中はがきは、年賀状と違って親族が亡くなったことを伝えなければいけませんよね。
でも、連名で喪中はがきを出すとしたら、喪中はがきの文面は「母」と書くべきなのか?「義母」と書くべきなのか?迷いますよね。
もし、あなたの友人に出す喪中はがきに「母が永眠しました」と書いていたら勘違いされちゃいそうですよね。
喪中はがきを出す相手によっていちいち書き換えたらよいのでしょうけど、それだと大変ですよね。
そこで、今日は、夫の母が亡くなったときの喪中はがきの書き方についてお話ししたいと思います。
よかったら参考にしてみてください。
喪中はがきを出す場合、夫の母はどう書くべき?
夫の母が亡くなったとき、喪中はがきの文面はどう書くべきなのでしょう。
これは、筆頭者から見た関係で書くのが一般的です。
ところで、あなたは旦那さんの家に嫁いでいますか?
もし、嫁いでいるのでしたら、筆頭者はあなたの旦那さんになります。
そして、亡くなった方は筆頭者である旦那さんの母ですから、喪中はがきの文面は「母 〇〇が・・・」で表現するのが適切ですね。
参考に、文例を紹介しておきますね。
喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に母○○(お母様の下の名前)が(享年○○歳)が永眠いたしました
生前中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
本年も残り少なくなり、皆様も何かとお忙しいことと存じます。
このたび去る●月に母 ●●(お母様の下の名前)が亡くなり服喪中でございますので、念頭のご挨拶は控えさせていただきます。
皆様にはよき新年をお迎えくださいますよう心からお祈り申し上げます。
このような書き方がおすすめですね。
それと、逆のにあなたの母親が亡くなって喪中はがきを連名で出すのでしたら、”義母”になっちゃうんですよ。
ちょっとまぎらわしいですけど、「筆頭者から見た関係」というのを忘れないようにしてくださいね。
喪中はがきで「母や義母」なのどの表現は無くてもよい?
喪中はがきでの母や義母の表現についてはお分かりいただけたと思いますが、やっぱりあなた側の親族や友人関係者には紛らわしいですですよね。
そこで、もっとシンプルに書く方法もあります。
いきなり、文例でご紹介すると、
年頭のご挨拶を申し上げるべきところ 喪中につき失礼させていただきます
茲に本年中のご芳情を厚く御礼申し上げます
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
服喪中のため新年のご挨拶を失礼させていただきます
今年中に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
このように、母や義母などの言葉を使わずに故人の名前さえ書かない方法もあります。
「でもこれじゃぁ、誰が亡くなったのか分からないし失礼じゃないかしら?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
そもそも、喪中はがきは「今度のお正月は年賀状を出しません、ごめんなさい」ということを伝えるために出すものなんです。
喪中はがきは、その年賀状を出せない理由として「喪中であること」を書いて伝えるのですが、喪中はがきで伝えることは、あくまでも”年賀状を出さないよ”ということで、
あなたが”喪中であること”や、身内の誰かが亡くなったことを伝えるために出すものではないんですね。
ですから、文例のように続柄や名前を記載していなくても基本的に問題はないのです。
喪中はがきで続柄を分かりやすく書く方法
さきほどお話ししたように、喪中はがきには自分と故人の続柄や個人の名前は記載しなくても問題はないです。
でも、やっぱり喪中はがきを受け取った人が、あなたの親族で亡くなった方がいることを知らない場合「なぜ喪中なのか?」「誰が亡くなったのか?」知りたいかもしれないですよね。
それに、あなたもそちらの方がより丁寧で失礼が無くて安心だというのでしたら、1つ良い書き方があります。
例えば、旦那さんが「山田太郎」、あなたが「(旧姓松田)聖子」、亡くなった夫の母が「山田花子」だとしたら
本年中に賜りました御厚情に対し心から深謝し、明年も変わらぬ御厚誼のほどお願い申し上げます。
と、このように故人のフルネームや誰の母なのかまでをしっかり全て記載すれば、”義母や母”だけと違ってはっきり誰の親なのかが分かります。
これなら、変な感違いを起こす心配もないですから安心ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
喪中はがきの文例をパターン別でいくつか紹介させていただきました。
どのパターンの文例を使っても、マナー違反にはなりませんので安心してください。
実際どれを使うかは、旦那さんと話し合って決めてくださいね。
それと、喪中はがきは送り先の相手の方が年賀状を作り始める12月前半には着くように送ることをおすすめします。
そうしないと、喪中はがきと年賀状が行き違いになってしまうかもしれませんから注意してくださいね。
それでは、よい年末年始をお過ごしください。
最後まで読んでいただだきありがとうございました。